場所:未設定のイベント

マックス・ニーフ「ていねいな発展」を体感して、自分のまちについて考えてみるワークショップ

今回は『マックス・ニーフ「ていねいな発展」を体感して、自分のまちについて考えてみるワークショップ』のご案内です。

チリの経済学者マックス・ニーフの著書「Human Scale Development - ていねいな発展」では、経済学的な側面から人の身の丈にあった発展、「人間の基本的ニーズを満たすこと」と「人間の自立を促すこと」に基づいた発展について書かれています。 その本質は経済学の範疇にとどまらず、学問の領域も越えて、人の生き方に関わるものだと捉えることができます。

この情熱的なラテン系のおじさんが、人間として、きっといちばん大切にしたかった本質を、もっと日常の生活に活かせないかと思ったのが、このワークショップを企画するきっかけでした。

彼のいうニーズはどんなものかを身体で感じて、その感覚を活かしながら、普段のちょっとした行動を選択していくことで、小さいながら私たちにひとりひとりにとって大切な変化につなげていけることを期待しています。

私のまちのモノやサービスは、どんな風に私たちのニーズをサポートしているのか。そして、どんなニーズに繋がっていないのかも一緒に考えて行きます。

※最後部に、牧原ゆりえによる【より詳細な呼びかけ文】がありますので、ぜひご覧ください。
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【日程】2016年3月13日(日)16:00〜20:00ごろ
【場所】富山県氷見市
*お申し込み頂いた方に、詳細をご連絡させて頂きます。
【参加料】一般 3,000円
氷見市民、氷見市役所職員割引き 1,500円

・受講料、お茶代を含みます。
・一度お支払いいただきました参加料は払い戻しができません。ぜひお友達かどなたかのギフトにご利用いただけましたらうれしいです。

【お申し込み】
※一般の方は、info@sustainabilitydialogue.comまで、お名前とメールアドレスをご連絡ください。参加料のお振込をもって、お申し込み完了とさせて頂きます。
※氷見市民、氷見市役所職員割引きを希望される方は、遠藤優子さんに直接お支払いください。

【講座の内容】ミニ・レクチャーとグループ/個人ワーク
※一部のワークは、日本プロセスワークセンター・ファカルティの桑原香苗さんに協力いただき共同開発しました。

【定員と最低催行人数】定員20名
ご不明な点やご質問は、事務局(info@sustainabilitydialogue.com)までご連絡ください。
主催:一般社団法人サステナビリティ・ダイアログ、Restorative Circles Japan(法人認可申請中)世界を知ろう、学ぼう!実行委員会
ホスト:牧原ゆりえ、長田誠司

【ホスト自己紹介】
長田誠司(Restorative Circles Japan 代表、修復的対立ファシリテータ)
環境保護に興味を持って活動していくなかで、外界は人間の内側の投影なのだと思い至る。それからは、幼い頃から持っていた「なぜ、こんなにも内面に美しい輝きを持つ私たち人間が、その輝きを隠して生き、こんなにも苦しんでいるのだろうか?」という問いに立ち戻って、NVC(非暴力コミュニケーション)、ナラティブ・アプローチや修復的アプローチを通して、心を持つ生命としての人間の持続可能性について探究してきた。選択することなく無意識に継承した社会のシステムによって損なわれてきた個々の人間やコミュニティが持つ本来の複雑性の多様な側面をつなぎ直すことで、私たち自身の未来を創造していく可能性を模索している。「ていねいな発展」翻訳チームのひとり。

牧原ゆりえ (一般社団法人サステナビリティ・ダイアログ代表理事)
1997年国際基督教大学を卒業後、大手監査法人に公認会計士として勤務。出産を機にサステナビリティに強い関心を持つようになる。2009 年家族でスウェーデンへ。持続可能な社会のための戦略的なリーダーシッを学ぶ修士過程、持続可能なプロダクト・サービス・システムズ・イノベーションを学ぶ修士課程で学ぶ。留学中に出会った北欧発の参加型リーダーシップトレーニングArt of Hosting、同Art of Harvesting,グラフィック・ファシリテーション をスウェーデン、デンマーク、スイスのトレーニングや対話の場で実践。2013年帰国。Art of Hosting Japanの世話人。スウェーデンのサステナビリティ戦略フレームワークを伝える。フェミニン・リーダーシップCIYO Japan Faculty. モットーは「あると思い込んでいる境界は、仲間と楽しく超えて行ける」「We got tired of dreaming big and living small, so we decided to go for it and live our dream!」。

【参考文献】
・「ていねいな発展」のために私たちが今できること(監訳:牧原ゆりえ)
http://max-neef.sustainabilitydialogue.vision/hsd.html
・サステナビリティの普遍で不変な9つの基本的ニーズ(牧原ゆりえブログ記事)
http://goodbusiness.jp/sustainbility-and-basic-needs/
・それって本当に必要ですか?サティスファイアーは自分で見つける(牧原ゆりえブログ記事)
http://goodbusiness.jp/sustainable-satisfier/
・THE TOP 50 SUSTAINABILITY BOOKS ※「Human Scale Development」は16番目
http://www.cisl.cam.ac.uk/Resources/State-of-Sustainability-Leadership/~/media/Files/Complete%20publications%20for%20download/Top_50_TOC.ashx

【より詳細な呼びかけ文】

私は「『みんなで持続可能でハッピーな毎日を実際に歩むプロセス』をひとりでも多くの方が始め、続けていくこと」に貢献したいと思い、活動しています。そのために「みんなで学びたい」と思っている大切なコンセプトのひとつが「ていねいな発展」です。この「ていねいな発展」という言葉は、チリの経済学者マックス・ニーフ提唱する「Human Scale Development」を翻訳チームなりに表現しようとした日本語仮訳です。

著書「Human Scale Development」のなかで、マックス・ニーフ は GNP(国民総生産)のような経済指標でより高い数値を達成していく一面的な発展から、人間にとって意味のある多面的な発展に向かうことを提案しています。つまり、ヒューマン・スケール(ヒトの規模)に基づく発展、具体的には、「人間の基本的ニーズを満たすこと」と「人間の自立を促すこと」を基礎にした発展が提唱されているのです。

マックス・ニーフは単にコンセプトを提唱するだけでなく、世界各地で、実際に、社会に変化を起こそうと2日間のワークショップを行いました。そのワークショップのなかで作成された表を眺めていると、いま現在、私たちのまわりで見かける発展のための政策がひとりひとりのニーズを満たすためのものとはかけ離れていることがいかに多いかに気付きます。

私がマックス・ニーフをみなさんと学んでいきたい理由は、大きく言うと3つあります。

1) 合意形成のため
それが地域であれ、組織であれ、多様な人が集まる環境で、ひとりひとりを大切にしながら合意を作っていくために、このコンセプトがきっと役に立つと感じるから。
2) 葛藤解決のため
私たち個人個人もしくは集団における問題や葛藤を解決していくのに、やっぱりひとりひとりを大切にしながら進めて行くためにこのコンセプトがきと役に立つと感じるから。
3) 現実的に「幸せ」を考え選び取っていくため
「幸せってなあに?」と抽象的に議論するだけでなく、現実的に「幸せ」を考え、選び取って行く力をつけるのにこのコンセプトがきっと役立つと感じるから。誰かにせかされて今あるやり方に自動的に飛びつくのではなく、意識的に幸せを選び、今からその幸せを生きて行くことが大切だと感じるからです。

このコンセプトは「そもそも…」を沢山考えさせられます。何かを考えるための「ひとつのものの見方」、原理原則を提供してくれます。どんな環境にいても、それこそどこの国にいても使える普遍的なコンセプトは、国境を含む様々なバウンダリー(境界線)を越えて幸せのために恊働していくのに力を発揮してくれると思います。
逆にこの方法でやらなくちゃ行けない、という意味での方法論がないので、「明日からどう使えばいいの?」という疑問もあるかもしれません。「ていねいな発展」には2日間のワークショップのやり方が載っていますが、それも最初はちょっと大掛かりに感じられるかもしれません。

そこで、マックス・ニーフのいうニーズというものはどういうものかを体感覚に落とし込んで、 日常ですぐに使えるようなものに落とし込めないかと考え、このワークショップを計画しました。ぜひ私たちひとりひとりの体のスケールで感じながら話をしましょう。幸せな自分、満たされている自分、幸せでない自分、満たされていない自分を頭で考えるだけではなくて、体に聞いてみましょう。いくら考えてもよくわからないこと、体はすでに答えを知っているかもしれません。

また「Human Scale Development」は、ケンブリッジ大学のサステナビリティ・プログラムで「後世に残したい本ベスト50」の1冊に選ばれています。この本をぜひ、1人でも多くの方に読んでいただきたくて、最も大切だと思う2章を日本語に翻訳して無料で配布しています。こちらからぜひダウンロードして、お読みください。http://max-neef.sustainabilitydialogue.vision/hsd.html
翻訳前書きにも書かせて頂きましたが、ニーズは口に出すことでパワーを感じることができる、すてきで愛おしいもの。そして、それを誰かに聴いてもらえる形でこの世界に向けて表現できたら、私たちの可能性をよりはっきり見ることができるようになります。
持続可能な社会は、誰かにとって都合のいい社会ではないはず。ひとりひとりがハッピーを感じていける社会をつくっていくために、まず一緒に自分のニーズについて体感覚を経験し、そして話をしましょう。ぜひいらしてください。

牧原ゆりえ

開催日

2016年3月13日16:00 ~ 2016年3月13日20:00

イベント登録者

一般社団法人 サステナビリティ・ダイアログ

開催場所

項目内容
場所富山県氷見市
住所(1行表示)-

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